2016.06.14

ウクライナの逆襲にタジタジ。優勝候補ドイツが初戦で得た成果は?

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Hara Masashi

先制ゴールをあげて喜ぶドイツ代表DFのムスタフィ(左端) ドイツ対ウクライナ。優勝候補の大本命と、政情不安に苦しみながら2度目のユーロ本大会参戦となる中堅国という構図の一戦だった。ウクライナの目標は初の1次リーグ突破。ドイツ側にしてみれば、勝つのは当然として、いかにして勝つか、どのような大会の入りを見せるかに関心が集まった。

 多くの負傷者が出ているドイツだが、ヨアヒム・レーヴ監督は選手のコンディションを勝利の重要なポイントとして挙げていた。それでも初戦、CBのマッツ・フンメルスは間に合わず、3月の代表戦で負傷したバスティアン・シュバインシュタイガーもまだ90分は戦えない状態だった。

 その穴を埋めるために最終ラインに入ったのは、ヨーナス・ヘクトルとシュコドラン・ムスタフィ。中盤ではサミ・ケディラとトニ・クロースがダブルボランチを務めた。シュバインシュタイガーが入ればまた別の布陣が考えられただろう。

 1トップに入ったのはマリオ・ゲッツェ。UEFA公式サイトではマリオ・ゴメスの1トップと予想されていたが、大型でポストタイプのゴメスと、小柄でトップ下タイプのゲッツェを据えるのでは、そもそも戦い方が違ってくる。ドイツは、より現在のドイツらしいスタイルでスタートした。