息切れした香川真司。「この2試合は忘れて、ドイツ杯決勝へ」
ブンデス最終節ケルン戦に先発、58分までプレーした香川真司 ドルトムントのブンデスリーガ最終戦は、ケルンに2-2の引き分けだった。前節は残留争い真っ只中のフランクフルトに敗れており、シーズン終盤にきて明らかな失速を見せた。先発した香川真司は58分という早い時間に交代した。目立ったプレーはなく、やむを得ない交代といったところだ。
「ちょっと息切れしましたね、正直。コンディションもこの2試合は悪かったですし。これを踏まえてこの1週間は、最後の(ドイツ杯)決勝なので、やはり結果を残さなきゃいけない」
数字上、リーグ2位が確定したのが前節。その精神的な影響もあったという。
「多少なりともそういう影響はあると思いますし、あとはもうシーズン終盤で、体にくる負担というのは、肌で感じるところはありました。次は、失敗は許されないですしね。気持ちは整えるだけですけど、コンディションは崩さないように、準備していきたいと思います」
香川は早い時間帯に交代した失望感も敗戦への苛立も見せず、21日に控えたドイツ杯決勝に向けて、切り替えている様子だった。長い間ともに戦った主将、マッツ・フンメルスのバイエルン移籍が決まり、この日が本拠地ジグナルイドゥナパルクでの最終戦。別れに花を添えたいところだったが、叶わなかった。
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