「本田圭佑は頭が切れる」ブロッキ監督がミランの重要な切り札と明言
フロジノーネ戦に先発、後半19分に退いた本田圭佑(BUZZI/FOOTBALL PRESS) イタリアにはこんな諺(ことわざ)がある。『幸運の女神はあまり目がよくないが、不運の女神はものすごく目がいい』。ミラン対フロジノーネ戦を見終わった私の頭にまず浮かんだのはこんな言葉だった。
ミランはまたも、勝ち点を稼ぐ大事なチャンスをドブに捨てた。それも先週のヴェローナ戦同様、この試合でセリエB落ちが決定してしまうようなチーム相手にだ。こんな試合はいったい、今シーズン何度目だろう。
試合は3-3の引き分けに終わった。ミランは19回も相手ゴールにシュートを放ったが、それでも勝利することができなかった。それどころか一時は2-0とリードされ、引き分けも危うい状態だった。
今回の失敗の中心は、若きGKジャンルイジ・ドンナルンマだった。これまでミランで唯一の希望の星として輝いていた彼だが、この日は終始不調。キックオフ直後にロングシュートからゴールを奪われ、前半終了間際にも得点を許してしまった。
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