連勝ストップも「負けではない」。香川真司は「次」を見据えた

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

 ドルトムントが今季初めて勝ち点を失った。ブンデスリーガ第6節、アウェーのホッフェンハイム戦は1-1の引き分けだった。

 ヨーロッパリーグ(EL)3回戦に始まり、ここまで11連勝。その分、疲労がたまっていたことは否めない。ドルトムントは昨季終盤もドイツ杯決勝まで戦っており、1部で上位を戦うチームとしては極端にオフが少なかった。

 実際、9月のインターナショナルマッチウィーク明けには極端にパフォーマンスが落ちている。バイエルンほど層が厚くはないドルトムントにとって、長いシーズンで上位争いをし、ELでも上位を狙ううえで、最初の関門が訪れたという感覚ではないか。

ホッフェンハイム戦に先発フル出場した香川真司ホッフェンハイム戦に先発フル出場した香川真司 香川真司はこの結果を冷静に受け止めていた。

「長いリーグ戦、イヤでも切り替えていくしかないし、次のホームでどれだけリカバリーして、しっかりと勝ち切れるかが大事だと思う。いつかは連勝は止まりますしね。それが今日だったということ。ただ、負けではなく最低限の結果を手に入れている。次の試合に勝たないとこの試合の意味がなくなるので、課題をしっかりと克服してやっていきたいと思います」

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