本田圭佑の今季初ゴールは「ミランこそ我が家」のメッセージ (3ページ目)
ミハイロビッチに課せられた使命はミランをまたトップチームに返り咲かせること、チームにアイデンティティを与え、まずはひどかった2シーズンから脱却することだ。このプロジェクトを推し進めるために、ベルルスコーニ会長も久々に移籍市場に大金を投入した。
今日までに獲得した選手は、FWではセビージャからコロンビア代表のカルロス・バッカ。ウクライナで最近力を伸ばしているシャフタールからはブラジル人のルイス・アドリアーノ。
DFではローマから19歳のアレッシオ・ロマニョーリ。彼は昨シーズン、レンタルでサンプドリアでプレイしていたが、非常に優秀な若手で未来への大きな投資となるはずである。アベリーノからはロドリゴ・エリーが戻ってきた。イタリアとブラジルの二重国籍を持つ選手で、ミランの下部組織で成長している。
ミハイロビッチはペルージャ戦で、この若手2人にCBを任せ、周囲を驚かせた。2人合わせて41歳にしかならないコンビだが、結果は悪くなかった。つまりミランには明るい未来が待っているということだろう。
中盤にはアントニオ・ノチェリーノがパルマから戻ってきたのと、なによりアンドレア・ベルトラッチの獲得というビッグサプライズがあった。彼は昨シーズン、ジェノアで活躍し、セリエAのベストMFにも選ばれた選手である。すでにイタリア代表にも召集されている。
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