リーガ10大ニュース。C・ロナウドに交代出場の16歳

  • 山本孔一 text by Yamamoto Koichi photo by Getty Images

欧州サッカー2014-15総括(8)~スペイン10大ニュース・前編~

 感動的なシャビの退団セレモニー、大勝しながら2部に降格したエイバル(ここへきて他に不健全経営のクラブがあることから1部残留の可能性も出てきた)、アトレティコ・マドリードと引き分けて残留を決め大喜びするグラナダなど、リーガ最終節はさまざまなドラマを見せてくれた。バルセロナの3冠(リーガ、国王杯、チャンピオンズリーグ)で終わった2014~2015シーズン、振り返ればいろいろなことがあった
最終節ヘタフェ戦でデビューしたウーデゴール(レアル・マドリード)最終節ヘタフェ戦でデビューしたウーデゴール(レアル・マドリード)
【第10位】テレビ放映権問題が前進

 近年、リーガの課題のひとつであったテレビ放映権の不平等な分配。これまでは各クラブがそれぞれプロモーターと個別契約をしていたため、全体の約40%がバルセロナとレアル・マドリードに渡り、他クラブとの間に大きな資本格差を生んでいた。

 だが、この4月にスペイン国会で、テレビ放映権を一括管理する法案が可決された。2016年から適用が予定されている同法案のもとでは、放映権料はまずプリメーラ(1部)90%、セグンダ(2部)に10%が分配される。プリメーラに関しては、分配された金額の50%が全クラブに平等分配され、残りの50%は成績や欧州戦(チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ)出場の可否など、クラブ規模を基準として分配されることになった。

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