CLドルトムント敗退。強がるクロップと見えない未来
チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦。ドルトムントはユベントスに連敗し、CLの舞台を去ることになった。
アウェーでの第1戦を1対2で落としたドルトムントは、ホームに戻ってきたにもかかわらず0-3の完敗を喫した。一昨年はマラガに逆転勝利し、レアル・マドリードを撃破(準優勝)。昨年もレアルを追いつめた(ベスト8)ことが嘘のような不甲斐ない戦いぶりだった。不調を極める今季だが、「CLではなんとか戦えるのではないか」「ブンデスでは研究されつくしているけれど、国外のチーム相手には通用するのではないか」という論調も一部のメディアにあったが、そんな楽観論も吹き飛ぶあっけない敗戦だった。
ユベントスに敗れたドルトムントのクロップ監督 第1戦では敗れたものの貴重なアウェーゴールをあげており、その1点を生かすためには先に失点することだけは避けなければならなかった。だがドルトムントは前半3分、FWテベスに約25メートルの見事なシュートを決められる。追いつくためには2点をあげなくてはならないが、カテナチオのユベントスは見事な戦いを見せた。
後半25分にユベントスが追加点をあげると、ドルトムントは4点が必要になった。残り20分という絶望的な状況に、多くの観客が早くも席を立った。
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