2014.12.02

ミラン勝利に貢献。本田圭佑の心の動きが感じられた一瞬

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari
  • 利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

オフィシャル誌編集長のミラン便り2014~2015(12)

 メネスの2ゴールによってミランはウディネーゼ戦に勝利。4試合ぶりの白星を取り戻し、新聞もテレビもミランがまた調子を上げてきたと報道した。このサンシーロでの勝利は、勝ち点においても、チームのモラルにおいても、スーぺル”ピッポ”ミランにとってとても重要なものであった。

 毎回このコラムを読んでくれている方ならばこの勝利がある出来事と呼応していることにすぐに気がつくだろう。そう、本田圭佑のレギュラー復帰だ。前節のダービーでは疲労を理由にベンチスタートだった本田だが、ウディネーゼ戦ではまた最初の11人に名を連ねた。

ウディネーゼ戦に先発、勝利に貢献した本田圭佑(BUZZI/FOOTBALL PRESS) 前回のコラムの最後に「来週、本田はゴールをする、賭けてもいい」と書いたのを覚えているだろうか? 仕事柄、私はいつもスタジアムの記者席から試合を観戦している。ご存知の通り、記者席はあまり一つのチームを激しく応援する雰囲気ではないのだが、私はそこで何度も本田のプレイに叫びそうになってしまった。

 私の予言に反して本田のゴールこそ実現しなかったが、それでも本田は多くのチャンスを作り出した。GKにセーブされてしまったシュートが2本、あと数センチというところでわずかにそれてしまったシュート多数、そしてチームメイトへのアシスト数しれず……何より62分、試合を動かしたPKは本田へのファウルで得たものだった。