2014.12.02

ドルトムント最下位転落。「クロップ監督の責任は?」

  • 了戒美子●文 Ryokai Yoshiko
  • photo by Getty Images

 異常事態だ。ドルトムントがフランクフルトに敗れ、最下位に転落した。

 2010~11、11~12シーズンとブンデスで2連覇し、一昨季はチャンピオンズリーグで決勝にまで進んだ。ここ2シーズンはブンデスで優勝できていないとはいえ、続けて2位だったドルトムントが、説明不能なほどの不調に陥っている。

フランクフルト戦で後半29分までプレイした香川真司 ビルト紙には、現在負傷離脱中の、ドルトムントを支えるべき存在であるDFフンメルスのインタビューが掲載された。タイトルは「クロップ監督にはどれくらい責任がありますか?」とあり、「世界王者がドルトムント不調の理由を語る」というような内容だ。現実にはクロップの責任を問う声はなく、監督交代という意見は皆無なのだとドイツ人記者たちは語る。不調についても「説明がつかない」という声が多い。それでも何か見出しを立てるとすれば、クロップの名前を出さざるを得ない。

 ドルトムントはそこまで追い込まれている。試合後、選手は前節のパーダーボルン戦と同様、メディア対応を行なわずに帰路についた。

「早い時間帯の失点は、ゲームを組み立てる上で最悪の展開だった」とクロップは語る。時間帯が早いだけでなく、不運な形でもあった。