2014.04.25

残り4試合。ギグス暫定監督就任で香川真司はどうなる?

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by Getty Images

 4月22日朝、マンチェスター・ユナイテッドがデビッド・モイーズ前監督の解任を発表した。英国メディアはその前日から一斉に報道を開始しており、解任の時が近いことは明らかだった。地元紙マンチェスター・イブニングニュースは、モイーズ解任に関する専用ページを作り、タイムラインを追ってライブで報道。時期が近いことを匂わせていた。

 いずれにしても20日にモイーズの古巣エバートンに惨敗し、来季のチャンピオンズリーグ出場の可能性が消滅してからはこれまでにないスピードで事態が動き、モイーズ解任、そして今季の残り試合は、今季は選手兼コーチを務めてきたライアン・ギグスが暫定的に指揮を執るという発表に至った。

モイーズ解任が決まったエバートン戦に先発した香川真司 そのギグスについて、クラブ公式サイトは「ライアンはこのクラブについて知っている」と、OBブライアン・ロブソンのコメントを掲載している。また翌日の23日には、ともにマンUの黄金時代を築いたポール・スコールズがギグスのサポート役に就くことも発表された。モイーズ時代の反動とでも言おうか。これまでのマンUへ戻ろうという一種の懐古主義にも見えるし、とりあえずはその求心力で今季を乗り切ろうとしているようにも見える。

 ギグスは1990年にプロ契約して以来マンUひと筋の40歳。チームメイト、つまり後輩たちからの信頼も厚く、最近ではモイーズよりもベンチ内を仕切っているようにも見えた。残り試合数はわずか4。タイトルがかかったビッグマッチがあるわけでもない。せめてスタジアムを埋めるファンたちが離れていかないようにするという意図ならば、ギグスはまさに適役である。