2014.04.11

CL敗退、そして来季も…。香川真司がマンUにいる意味は?

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝セカンドレグ、バイエルンがマンチェスター・ユナイテッドを下して準決勝進出を果たした。結果は下馬評通りであり、何の不思議もない。すでに3月中にブンデスリーガを制しているバイエルンが、開幕から不調を続けプレミアリーグ7位に沈むマンUに敗れることは考えにくかった。

 想定通りの結果ではあるが、バイエルンのグアルディオラ監督は「CLの準々決勝では常にタフであるかどうかが試される」と、厳しい試合だったことを認めた。

 なぜ厳しい試合になったのか。それはマンUの超守備的なシステムが思いのほかはまったからである。マンUはファーストレグ同様4-4-2を用い、全体に引いて守備的に戦った。スペースを消して攻め込ませず、たとえおさまらなくともとりあえず前線にボールを入れる。こうすることでしかバイエルンの攻撃を食い止めることはできないという判断だろう。

バイエルン戦に先発フル出場した香川真司 前線にはウェルベックとルーニーを残したが、前半のシュートが1本だけだったことがいかに守備的だったかを証明する。香川真司は左MFで先発したが、相手の右サイド、特にラームへの対応に終始した印象が残る。「相手は強かったが、守備は上手くいっていた」と、香川は語る。一方のグアルディオラは「英国のチームと戦うのは常に難しい。固く、わずかなスペースしか与えず、カウンターアタックに長(た)けている」と振り返った。