2014.04.16

4連勝中のミラン。試合中から本田圭佑不在を嘆く声が聞かれた

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari
  • 利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

オフィシャル誌編集長のミラン便り(14)

「幸運の女神は目が悪いが、不幸の女神はよくものが見える」

 イタリアにはこんなことわざがあるが、本田圭佑の場合、まさにこの言葉が当てはまる。先週の月曜日の対ジェノア戦で、本田は待ちに待ったセリエA第一号のゴールを挙げた。またその数日前にはイタリアに来て初めて地元メディアからのインタビューを受けたことも、みなさんにこのコラムでお伝えした。本田のリーグ初ゴールのおかげで、ミランは今シーズン初めての3連勝も成し遂げた。とにかくここまではすべてが良い事ずくめだった。

 ジェノア戦の翌日、ミラネッロの練習場に姿を見せた本田の表情はいつになく晴れやかだった。それもそのはず、本田はついに進むべき正しい道を見つけることができたのだ。彼だけではない。チームも、そしてサポーターも、1月から待ち望んでいた本田の本来の姿を見られたことに喜びを感じていた。しかし……そんな本田は目ざとい不幸の女神にどうやら見つかってしまったようだ。

ミラネッロでトレーニングに専念する本田圭佑(BUZZI/FOOTBALL PRESS) 金曜日の練習中、本田に予期せぬ事態が起こった。不自然な形で左足を一歩踏み出してしまった時、本田は足首に違和感を覚えた。すぐさまメディカルスタッフが駆けつける。診断は早かった。左足首の捻挫だ。幸いにもそれほど深刻なものではなかったが、日曜日のカターニャ戦は出場を見合わせたほうが良いということになった。