2014.04.02

香川真司はロッベンと。マンUの守備が持ちこたえた理由

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by Getty Images

 チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ファーストレグ。マンチェスター・ユナイテッドにとって、今出来る最大限のパフォーマンスを見せたのがバイエルン戦だった。優勝候補筆頭の前回チャンピオンから1点をもぎとることに成功し、失点はわずか1点に押さえ込んだ。今季ここまでの国内のビッグマッチでの惨敗ぶりを考えれば上出来であろう。

バイエルン戦に後半開始から出場した香川真司 試合後のモイーズは「我々はセカンドレグで何かをしなければならない。だが、自分たちでチャンスをつかんだ」と語った。確かに、予想していた以上に可能性は残った。もちろんホームでの1-1という結果が厳しいものであることには間違いはない。グアルディオラの「チームを祝福したい。私はとても満足している」というコメントがそれを表現している。バイエルンが有利な状況で折り返した。

 マンUはこの試合に、ベテラン選手を多く含んだメンバーで臨んだ。エブラ、ラファエルが外れた最終ラインにはCBにビディッチとファーディナンドが入り、ジョーンズが右SBに回った。いつもはCBでプレイすることの多いジョーンズがこの大一番で今季初のポジションに入るあたりに、台所事情の苦しさがうかがえた。

 ファン・ペルシーがオリンピアコス戦で再び戦線を離脱した前線には、ウェルベックとルーニーがコンビを組んだ。不可解だったのはウェストハム戦、アストンビラ戦で好調だった香川真司をはずし、ギグスを起用したことくらいだ。