内田篤人、無念。レアル大勝が証明したシャルケとの圧倒的な実力差 (3ページ目)

　日本人とすれば、仮に負傷欠場中の内田篤人がプレイしていたならば……という思いでこの試合を見てしまうのもしかたがないだろう。この日の右ＳＢは、このところプレイしていたホーグラントではなく、主将のヘヴェデスが務めた。だがスピードはなく、ＳＢとしてのアップダウンに慣れてないため、何度か右ＭＦファルファンとのコンビネーションのためにオーバーラップしただけで、肩で息をしながら戻ってきた。しかも前半の早い段階からだ。

　シャルケの武器の一つであるファルファンのスピードを生かすためには、やはり内田が必要だった。

　セカンドレグ、シャルケがアウェーで７点を取ることは限りなく不可能に近い。仮にレアルがメンバーを落とした場合、シャルケがどこまで戦えるか、この日の完敗の感触を払拭することはできるのか……。

　やはり勝負以外の要素を見つけて楽しむしかないのかもしれない。