ブンデス後半戦へ。内田シャルケ、岡崎マインツに好材料

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by GettyImages

 およそ1ヵ月のウィンターブレイクを終え、1月24日、ブンデスリーガ後半戦が始まる。年末年始も休みなく行なわれているプレミアや、短いクリスマス休暇を経てすでに始まっているイタリア、スペインなどと比べると、日程的に配慮された、恵まれたリーグと言える。

 ウィンターブレイクの間、ドイツでは移籍の話題が盛り上がっていた。その中でも、ドルトムントのエース、FWレバンドフスキがこの夏バイエルンに移るのが発表されたことが最大のニュースだった。レバンドフスキには、香川真司の所属するマンチェスター・ユナイテッドをはじめ、ドイツ内外のクラブから数々のオファーが届いていると報道されてきた。結局は現在最も安定感のあるクラブに落ち着いたというわけだ。一方バイエルンとしては、求めていたマンジュキッチ以上の1トップを確保したことになる。

 すでに来季のチームが決まっており、しかもそれがライバルのバイエルン。そういう中で残るシーズン、どういう気持ちでプレイするのかは、なかなか想像しがたいものがある。これについてクロップ監督は「これで(レバンドフスキは)ドルトムントのことに集中できるだろう」とコメントしている。移籍の話題を引きずりたくないということなのだろうが、なかなかドライな受け止め方だ。

リーグ戦再開前、ケルンとの練習試合に出場した内田篤人(シャルケ)リーグ戦再開前、ケルンとの練習試合に出場した内田篤人(シャルケ) またこの夏には、レバークーゼンの快速ウイングでドイツ代表にも選ばれているサムが、内田篤人の所属するシャルケ入りすることも発表された。現在ブンデスを代表する快速アタッカーといえば、ドルトムントのFWオーバメヤンになるが、サムも負けてはいない。レバークーゼンでは主に右MFでプレイするが、完全に先発の地位を勝ち取るまでには至っていない。

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