2013.11.28

マンUがCL決勝Tへ。香川真司の意識にも大きな変化が

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • 木場健蔵●写真 photo by Koba Kenzo

  香川真司には口癖がある。それは「結果を出したい」というものだ。「結果」とは、アシストや攻撃の起点になって得点に絡むことではなく、自身が得点することのみを指す。どんなにチームが好調だろうが、周囲が絶賛するような好プレイを見せようが関係ない。得点できなかったら、「結果を出したかった」とほぼ100パーセントの確率で口にする。

 チャンピオンズリーグ、レバークーゼン戦に先発フル出場した香川真司チャンピオンズリーグ(CL)第5節。マンチェスター・ユナイテッドはレバークーゼンに5-0で勝利を収め、決勝トーナメント進出を決めた。香川はノーゴールに終わった。試合後には当然のことながらそのフレーズが口をついた。質問は得点に関するものではなかった。今季、つまりモイーズ監督が指揮するようになってから初めてトップ下で先発したということに対する感想を問われ、こう答えた。

「試合前から楽しもうと思っていた。ただ、5-0で勝ったので、結果が欲しかったですね」

 苦笑まじりだった。そして同じことをこの日の取材中にもう一度語っている。「結果を出したいとどのくらい思うのか?」と聞かれた香川は「うーん」と考えながら、こう続けた。

「表現は難しいけど、(結果は)必要でしたね」