W杯欧州予選、首位を走るベルギーと旧ユーゴ2ヵ国に注目! (2ページ目)

  • 中山淳●文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by Reuters/AFLO

スイスも近年強豪の仲間入りしたチームスイスも近年強豪の仲間入りしたチーム また、ロイ・ホジソン監督率いるイングランドはグループHの2位に甘んじているが、その要因として挙げられるのが、現在首位に立つ伏兵モンテネグロと3位ポーランドとのアウェー戦でドローを演じた点だ。ただ、この両チームとはホーム戦が残っている。10月の2試合が大一番となるはずだ。


イスラエルの健闘で混戦にイスラエルの健闘で混戦に そんな中、日本のファンには馴染みが薄いものの、今回の予選で本大会出場に相応しい実力を見せている注目チームがいくつか存在している。グループAでクロアチアと首位争いを演じているベルギー、同じくギリシャを抑えてグループG首位を走るボスニア・ヘルツェゴビナ、そしてイングランドを抜いて首位を走るモンテネグロの3チームだ。


ボスニア・ヘルツェゴビナをギリシャが追う展開ボスニア・ヘルツェゴビナをギリシャが追う展開 とりわけ、過去11度のW杯出場歴を持つ古豪ベルギーの躍進は注目に値する。


 最大の注目は、チェルシーで初年度からブレイクした22歳のエデン・アザール。代表ではまだクラブでのプレイほど華々しい活躍はできていないが、ベルギーでは80年代の名手エンツォ・シーフォを超える逸材と言われ続けている。無事出場権を手にすればブラジルでは大会屈指の注目株として脚光を浴びるはずだ。


ポーランド、ウクライナも2位を狙っているポーランド、ウクライナも2位を狙っている 最大の武器はドリブルだが、テクニック、スピード、フィジカル、決定力、創造性と、すべてが揃った天才で、代表では4-2-3-1のトップ下か左サイドでプレイする。

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