【イングランド】新天地はフランス?ベッカムの明日はどっちだ

  • 藤井重隆●文 text by Fujii Shigetaka

 アメリカのメジャーリーグサッカー(MLS)、LAギャラクシーでの契約が満了した元イングランド代表主将のデビッド・ベッカムが今月10日、ロンドンに帰ってきた。今回は家族全員での里帰りで、新たな物件や子どもたちの転校先を探していることが明らかとなった。

 英メディアによると、ベッカムはロンドンの高級住宅地ハムステッドやテムズ川沿いのバーンズで物件探し。引越しは本人の移籍先が決まる年明けになる見込みで、1000万ポンド(約13億7000万円)ほどの物件を物色中だ。ベッカムはロンドン郊外にある自宅「ベッキンガム宮殿」を所有しているが、海外へのアクセスを考え、ヒースロー空港に近いロンドン南西部への引っ越しを考えているという。

 現在、ベッカムは複数のクラブからオファーを受けているが、オーストラリアリーグへの移籍を否定したばかり。プレミアリーグのウェストハムやQPRも浮上しているが、本人は「イングランドでは(古巣)マンチェスター・ユナイテッド以外のクラブへの移籍はありえない」としており、「現役最後の挑戦」とする新天地はフランス1部の強豪パリ・サンジェルマン(PSG) が有力視されている。

 これを受けてPSGの スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチはベッカムの加入を歓迎している。
「ベッカムが栄冠を考えているなら、ここへ来るべきだ。世界中から多くのオファーがあるらしいけど、僕らの目標はこの先2年でチャンピオンズリーグを制覇することだからね」

 11日には、妻ビクトリアが所属した歌手グループ「スパイス・ガールズ」の楽曲をもとにしたミュージカル『ビバ・フォーエバー』のプレミア公演に家族で出席したベッカム。来秋には自身が題材となった映画『ベッカムに恋して』のミュージカル化も決まったという。さらに、10歳の次男ロミオ君が英ファッションブランド、バーバリーのモデルになるなど話題沸騰中で、再びベッカム旋風が吹きそうな勢いだ。

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