2012.12.02

【ドイツ】大敗したフランクフルト。乾貴士「今はこのくらいのレベル」

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by Getty Images

デュッセルドルフ戦に先発、後半27分までプレイした乾 ブンデスリーガも第15節。そろそろスタートダッシュや勢いという一過性のものではなく、チームの真の実力が見えてくる時期である。

 選手層はどうか。シーズン前にどれだけフィジカル的な準備をしたのか。チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグを戦う上位チームであれば、どれだけ対策を講じているのか。気がつけばバイエルンが独走し、レバークーゼンが2位に浮上してきた。スタートでつまずいた王者ドルトムントは着実に順位を上げて3位となり、シャルケも小さな波を乗り越えながら上位についていく。もちろん優勝争いも諦めていないし、来季のチャンピオンズリーグに本戦から出るために3位には入りたいところだ。

 一方、中位から下位はまだ混戦模様で、6位から13位までは勝ち点2差のなかにひしめいている。

 開幕から勢いをつけて飛び出したのはフランクフルトだった。乾貴士の開幕3戦連続ゴールもありチームは4連勝、1分けを挟んで再び勝利。昇格したばかりのチームで、決して華やかなメンバーが揃っているわけではない。だが、ボランチからの巧みな配球で、多少のバランスは崩しても一気に人数をかけて攻め上がるスタイルは魅力的だった。後半になると多少、足が止まると分かっていても、前半からたたみかける攻撃には熱があり、なかなか良かったのだ。

 しかしこのところその勢いがない。第7節でハノーファー、第12節でアウフスブルクに勝利した以外は負けか引き分け。最近も2連敗中だ。