【オランダ】フィテッセ監督が語る「ハーフナー・マイクをMFで起用する理由」 (2ページ目)

  • 中田 徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO

「嬉しかったです。なんか、ちょっと感動しました」

 この日も左MF、そして後半開始からの出場だった。ルッテン監督の指示はただひと言。「やること、分かっているな」。それに対してハーフナーは、うなずくだけだった。

 ハーフナーは考えた。しっかり守備の意識を持とう。味方のサポートを続けよう。ボールが来たら簡単にさばこう。そしてチームのリズムを作ろう――と。

 結果、ヘラクレス戦は1-1の引き分けに終わった。ハーフナーはフリーでのヘディングを外してしまった。前節のフローニンゲン戦でハーフナーに『9』という高採点をつけた地元紙『デ・ヘルダーランダー』は、ヘラクレス戦では「左サイドでのプレイは責められない。しかし、ゴール正面で決定機を外してしまった」と低評価。採点はわずか『5』だった。

 一方、週刊専門誌『フットボール・インターナショナル』はヘラクレス戦のハーフナーに『7』という、『デ・ヘルダーランダー』紙とは真逆の高評価を与えた。

 ルッテン監督は交代の意図をこう語る。

「前半、左サイドでプレイしていたジョナタン・レイスは誤ったプレイの選択が多く、ヘラクレスの右からのビルドアップを許していた。そこを修正するため、後半、私はレイスをストライカーに回し、ハーフナーを左MFに置いたんだ。それがうまく機能した」

 きっとそこを、『フットボール・インターナショナル』誌は評価したのだろう。

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