2012.02.18

【イタリア】
チャンピオンズリーグに挑むナポリ、原口元気獲得の可能性

  • 内海浩子●文 text by Uchiumi Hiroko
  • photo by Getty Images

23節終了時点で13ゴール、得点ランキング3位につけるウルグアイ代表カバーニ ナポリの人々が、12月から胸熱く、心臓をドキドキさせながら待ち続けていた日がついに来る。チャンピオンズリーグ決勝トーナメント、チェルシー戦だ。

 欧州クラブにとっての最高の舞台である大会が、チャンピオンズ”リーグ”という形になってからは初出場のこのチームが、マンチェスター・シティ、ビジャレアルを退け”死の組”を突破したのはサプライズだった。

 華やかな戦力があるわけではない。国際的にも注目度がアップしているカバーニを除けば、ナポリで熱烈的人気のラベッシや主軸のハムシクも、今はまだ”セリエAのスター”である。そのチームがランパード、ドログバらワールドクラスを擁するチャンピオンズリーグ常連のリッチなチームと相対するのだから、それだけを考えれば勝率は高くない。

 だがシティがそうだったように、ナポリにとってある意味でプレミアのチームはセリエAのチームより組みしやすいかもしれない。前線の足の速さとスピーディーな展開を武器とするナポリには、スペースを閉め、ガッチリ守ってから攻めるイタリアのチームよりも、イングランドのサッカーの方が決定的チャンスを作りやすいのだ。

 特にチェルシーは両SBが1対1を得意としないから、サイド(特にマッジョ)の切り崩しも効きそうだ。さらに最近のチェルシーを見る限り、守備面では中盤のプレッシングはバラバラでザルに近く、攻撃面では決定力にも欠けており、低調と言わざるを得ない。