中村憲剛と佐藤寿人が考えた若手育成の具体策とは?「リザーブリーグを作りましょう!特任理事の力でぜひ!」

  • 原山裕平●取材・文 text by Harayama Yuhei
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

寿人 でもやっぱり、アンダーの代表に入っている子たちがA代表までなかなかたどり着けない現実を見ると、アンダーの強化とか海外遠征とか、いらないんじゃないかなって。

憲剛 ぶち込んできたな(笑)。そこは間違いなく絶対に必要だと思うよ。

寿人 でも、自分たちの代でもいろいろ海外に行かせてもらいましたけど、A代表に行ったのは何人いたのかと。だったら、そこにお金をかけなくてもいいんじゃないかって、思われてもおかしくないですよね。

憲剛 いやいや、今回、U-20が勝てなかったのは、海外経験が足りなかったこともあったわけで。

寿人 でも、U-20ワールドカップで勝つだけじゃなくて、その先にどうつなげていくかを考えた時に、U-20の子たちの半分くらいがその先にうまく進んでいかないといけない。世代によって人材の多い・少ないはあると思いますけど、まったくいなくなるのはダメですよね。

憲剛 A代表は、世代の幅が広いからね。18歳から35歳くらいまでと考えれば、7〜8世代くらいでしょ。だから、ひと世代2〜3人くらいいればいい。もちろん年齢バランスによってそこは変わってくるわけだけど、生存競争自体がかなり激しい。U-23までは自分たちの世代だけど、世代間がなくなったなかでどこまで食い込んでいけるか。

 結局、いろんな経験をして、吸収して、それを成長の糧(かて)にできる選手が上がっていくと思っているから、等しく経験を積ませるべきだと思うけどね。寿人はいらないと言うけど(苦笑)。

寿人 いらないじゃなくて、いらないんじゃないかと思われてしまうということなんですよ。アンダーカテゴリーで海外チームとの試合を経験しても、その後に伸びていかなければ、それがなくてもよかったじゃないかと言われかねない。

 僕はもちろん必要だと思っていますし、実際に僕自身もU-16の時に日の丸をつけてブラジルとスウェーデンと試合をしたんですけど、16歳でそんな経験はなかなかできることではない。それを作ってもらえたのはありがたかったし、育っていくためには必要でした。

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