2021.10.01

J2優勝を狙う京都サンガの連動パスが見事。サイドを起点に栃木SCをどう崩したか

  • 篠 幸彦●文 text by Shino Yukihiko
  • 西村知己●イラスト illustration by Nishimura Tomoki

サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー~

Question
松田天馬がパスを受けて、京都はどのように崩したか?

 京都サンガF.C.とジュビロ磐田によるJ2優勝争いは、第31節を終えて勝ち点1差と熾烈を極めている。現在首位に立つのは、曺貴裁監督率いる京都だ。

 今季の京都が磐田と比べて目を引くのは、ここまでJ2最小失点、クリーンシート16試合という安定した守備力である。チーム全体での強烈なプレッシングによってボールを奪い取る、アグレッシブでタフなサッカーは、曺監督のスタイルが色濃く出ている部分だ。

 そして、ボールを奪って素早いトランジションから繰り出す質の高い攻撃も、京都を首位たらしめる理由である。第31節の栃木SC戦も、まさにそんな攻守の質が表れた試合だった。

 今回は、その栃木戦の先制点にフォーカスしてQuestion

 前半28分、ヨルディ・バイスが栃木のハイラインの裏を狙うように前線にロングフィードを送り、宮吉拓実が競って落としたボールを右サイドで福岡慎平が拾った。

松田がボールを受けてから、京都はどんな攻撃を見せただろうか松田がボールを受けてから、京都はどんな攻撃を見せただろうか この記事に関連する写真を見る  そこへサイドバックの飯田貴敬がサポートに入ってパスを受けると、飯田はハーフレーンにいる松田天馬にパスを送り、ワンツーを狙ってペナルティーエリアに進入していった。

 ここでパスを受けた松田から、京都はどのように栃木を崩しただろうか?