アビスパ福岡が鹿島戦で見せた高いクオリティーのゴール。目標達成まであと少し
Question
右サイドへの展開から、福岡はどう相手を崩したか?
今季昇格組のアビスパ福岡が躍進している。第10節から6連勝を記録し、第26節では王者・川崎フロンターレにここまで唯一の土をつけた。
そして第28節の鹿島アントラーズ戦ではアウェーで3-0と完勝し、シーズンダブルを達成。3連勝と勢いに乗っている。
今年の新体制発表で福岡が掲げた目標は「勝ち点50以上」「10位以上」だった。それが第28節終了時点で、勝ち点42で8位。目標達成は目前である。それどころか、ACL圏内すら視界に捉えられそうな位置にまでいる。
そんな福岡はドウグラス・グローリ、前寛之らを軸にソリッドな守備組織を形成し、どんな相手にも簡単には崩されないチームを練り上げた。その粘り強い守備から、鋭いトランジションで相手ゴールへ迫るのが武器である。
今回は、その武器に鹿島が飲み込まれた先制のシーンからQuestion。
右サイドで金森がボールを受けた。このあと福岡はどんな展開を見せたかこの記事に関連する写真を見る 前半26分、ボールを奪われた福岡がすぐに奪い返し、右サイドの金森健志へ展開した。ゴール前には手前から杉本太郎、山岸祐也、フアンマ・デルガドと並んでいる。
次の瞬間、福岡はどんな攻撃をしただろうか。
1 / 2