2021.04.30

独自のJ1月間ベストイレブン。無敗の首位・川崎Fからの選出は何人?

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

スポルティーバ厳選! Jリーグ月間ベストイレブン

J1の4月のベストイレブンを、独自に選定し発表する。今回はライターの小宮良之氏が11人を選考。現在活躍している旬の選手を挙げてもらった。

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川崎、名古屋、鳥栖と、上位チームのキーマンが選ばれた川崎、名古屋、鳥栖と、上位チームのキーマンが選ばれた  4月、チームとしてはサガン鳥栖の躍進が際立っていた。金明輝監督がつくり上げたプレーモデルは論理的で、最優秀監督とも言えるかもしれない。一つの枠組みのなかで選手がやるべき仕事をし、高い戦闘力を誇った。

 もっとも、選手個人では川崎フロンターレが目立っている。レアンドロ・ダミアン、ジョアン・シミッチ、谷口彰悟、ジェジエウらを選んでもおかしくはない。4月も無敗なのは必然か。

 GKは鳥栖の朴一圭が攻守の両輪を動かし、実にすばらしかった。

 しかし、ランゲラック(名古屋グランパス)はゴールキーピングの質で突出していた。味方を使いながら危険を最小限にし、シュートに対する判断の良さを見せている。キャッチングでこぼさず、はじく技術も高く、相手の2次攻撃を回避。それが823分のJ1無失点記録につながった(鳥栖戦で記録ストップ)。ゴールラインで守るGKとして、最高のプレーを見せた。

 DFでは、山根視来(川崎)が攻守一体の活躍を見せている。変幻自在なポジショニングで、前線までプレーエリアを広げ、トータルなプレーでチームに貢献。攻撃重視の川崎の右サイドバックとして、あるべき姿を見せている。アビスパ福岡戦は終盤、右から持ち上がって、レアンドロ・ダミアンとのワンツーから鮮やかにシュートを決めた。

 チアゴ・マルチンスは、横浜F・マリノスで再び存在感を見せつつある。昨シーズンは低調だったが、今シーズンはリーグでも出色の走力と高さによって、大きく貢献している。彼がトップフォームを取り戻しつつあることで、バックライン全体が安定。チームは4月の5試合で2失点だ。