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ドゥンガが語る日本への思い。
「磐田はサッカーにとって重要な町」 (2ページ目)

  • リカルド・セティオン●文 text by Ricardo Setyon
  • 利根川晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

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「ジュビロは、日本のチャンピオンを目指していた。磐田は小さな町だったが、サッカーにとっては重要な町だった。いい選手もそろっていたし、これは私のサッカー人生のなかでも特別な挑戦だと思った。私はブラジルでも、イタリアでも、ドイツでも優勝を果たし、世界チャンピオンにもなった。あの時の私には新たな挑戦が必要だった。そんな時、ジュビロがこのプロジェクトを持ちかけてくれたのだ」

 ドゥンガの日本での最高の1年は、疑いようもなく1997年にジュビロが優勝を果たした時だろう。

「私は同時にJリーグの最優秀選手にも選ばれた。私の傍らには家族もいて喜んでくれ、私の人生のなかでも、本当にすばらしい瞬間のひとつとなった。ジュビロのサポーターは、エンドレスで私の名前を叫び続け、拍手を送ってくれた。あの光景は一生忘れることはない」

 ドゥンガは今でもジュビロ時代のことをよく思い出すという。

「あの時の喜びと、難しかったミッションのことは忘れない。昼夜関係なく、私はジュビロに魂を捧げていた。ベストを尽くしたと自信を持って言える。なぜなら、チームもサポーターも私に全幅の信頼を寄せてくれたからだ」

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