2019.07.14

スペインで奮闘。日本フットサルに
新風を吹き込む22歳のストライカー

  • 河合 拓●取材・文 text by Kawai Taku
  • photo by Kawai Taku

エルポソ・ムルシア/清水和也インタビュー 前編

 6月中に発表されたサッカー日本代表MF久保建英のレアル・マドリード移籍は、世界的にも大々的に報じられた。レアル・マドリードは、スペインが誇る世界に名を轟かす名門クラブであり、かつて最大のライバルクラブの下部組織で育った18歳のタレントの加入は、今後も引き続き報じ続けられるだろう。

スペインフットサルの3大クラブの一つ、エルポソ・ムルシアに所属する清水和也

 スペインには、そのレアル・マドリードが所属する「リーガ・エスパニョーラ」という世界有数のサッカーリーグがあるが、フットサルのスペインリーグ「リーガ・ナシオナル・デ・フットボール・サラ(LNFS)」は、突出したレベルを誇る世界最高峰のリーグである。そして、リーガ・エスパニョーラにレアル・マドリード、バルセロナ、アトレチコ・マドリードと3強があるように、LNFSも3大クラブがある。

 ひとつはインテル・モビスタ。世界最高の選手と呼ばれ、かつて日本の名古屋オーシャンズでもプレーしたポルトガル代表、リカルジーニョが現在所属している。もうひとつは、サッカーのバルセロナのフットサル部門であるバルセロナ・ラッサ。そして、レギュラーシーズンの順位が過去に一度も4位以下に落ちたことのない名門、エルポソ・ムルシアである。

 ブラジル人を筆頭に世界中から各国代表クラスの名手が集うLNFSのなかでも、この3つのクラブのレベルは突出している。そして、そのなかのひとつであるエルポソ・ムルシアのBチームに、昨シーズンからひとりの日本代表選手が名を連ねているのだ。それが日本のフットサル界を変える存在として期待されている清水和也だ。現在、オフで帰国している清水にスペインのフットサルについて話をしてもらった。