ダビド・ビジャが語るヴィッセルと自らの挑戦「チームに自信がある」 (3ページ目)

  • 高村美砂●取材・構成 text by Takamura Misa
  • 説田浩之●撮影 photo by Setsuda Hiroyuki

――これまでのサッカー人生では、常に周囲からの多くの期待を受けてこられました。それをプレッシャーに感じることはなかったですか。

「この世界にプレッシャーはつきものですが、プレッシャーが大きいほど、サッカー選手としていいステージでプレーできていることの証明でもありますからね。だからこそ、常にそのプレッシャーとうまく付き合うことを......いや、プレッシャーというより、責任を背負ってプレーすることを、サッカー選手としてとても幸せに感じています」

――ビジャ選手にとって初めての海外移籍となったニューヨーク・シティ(アメリカ)でのキャリアは、日本での新たな挑戦をするうえで役立っていますか。

「僕に限らず、人はいろんな経験を糧にして人生を送るものですが、ニューヨーク・シティのプロジェクトに関われたことは、僕にとってファンタスティックな経験であり、とても有意義な時間でした。アメリカのMLS(メジャーリーグサッカー)はサッカーのレベルにおいても、マーケットとしても成長を続けています。世界的なビッグプレーヤーの獲得は、その成長にひと役買っていると言えるでしょう。

 その舞台に身を置いて多くを感じられたことを含め、僕はアメリカの地で公私にわたり、とても充実した4年間を過ごすことができました。と同時に、その経験は間違いなく日本でのキャリアにも生かされるはずです。加えて、アメリカでは経験できなかったことを、この日本で経験できるかもしれないという期待もあります。

 実際、開幕前に行なったアメリカツアーは、Jクラブとして初めてのチャレンジだったと聞いていますが、そうして新しいことに挑戦しようとする姿勢は、私にも大きな刺激を与えてくれていますし、このクラブの一員として、さまざまなプロジェクトに関わっていけることがとても楽しみです」

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