鹿島以前はMFだった西大伍。
「中盤でプレーしたい欲は消えない」 (3ページ目)
取材場所に現れた西大伍はなぜだか、1本歯の下駄をはいていた。
身体能力アップに効果があると言われている下駄だ。「身体を鍛えるためにですか?」と質問しても意味深に笑っているだけで、理由は答えない。なんとも西大伍らしい登場だった。
独特の感性でいろいろ話してくれた西大伍
2011年、コンサドーレ札幌から加入した。2010年シーズンはレンタル移籍したアルビレックス新潟でプレー。鹿島には右サイドバックとしての補強だった。しかし、2014年に決めたシュートが年間最優秀ゴールに選ばれるなど、その技術力は高くて柔らかい。「大伍はサイドバックの選手じゃない」と内田篤人が言うほどだ。
安定感のある守備だけでなく、攻撃に出れば、ファンタジスタと呼ぶにふさわしい雰囲気を醸し出す。今季はここまでリーグ戦、ルヴァンカップ、天皇杯で計5得点。ACLでは決勝トーナメントで2得点をマークしている。
3 / 7