過密日程の鹿島を救った小笠原満男。
伝統を若手に伝える圧巻のプレー (2ページ目)
1点リードしている後半37分の相手コーナーキックである。普通なら大きくクリアして時間を稼ぐものだろう。でも、小笠原はチャンスがあるなら、相手にスキがあるなら、もう1点奪って試合を決める。「それが鹿島のサッカーだ」ということを、若い選手たちに伝えようとしているようなプレーだった。
昨季、大岩剛監督が就任してからはなかなか出場機会に恵まれずにいた小笠原は、第12節のV・ファーレン長崎戦以来のフル出場を果たしている。鹿島の伝統が染みついている小笠原は、ACL決勝でも貴重な存在となるはずだ。
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