2018.09.11

鹿島が「ふわっと」を「どっしり」に修正。
最後まで隙を見せなかった

  • 原田大輔●取材・文 text by Harada Daisuke
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

 鹿島アントラーズが2試合合計4−2で川崎フロンターレを下し、ルヴァンカップ準決勝へと駒を進めた。

 9月9日に行なわれた準々決勝第2戦は、第1戦から中3日。”わずか”もしくは”たった”かもしれないその時間を、濃密に過ごしたのは鹿島だったのかもしれない。

途中投入の小笠原満男に細かく指示を出す大岩剛監督 第1戦は1−1だったとはいえ、内容的には川崎Fが上回っていた。それを肌身で感じていたからこそ、鹿島の中盤を務める永木亮太は、3−1で勝利した第2戦について、こう語る。

「ホームでの第1戦は、内容的にもよくなかった。球際や空中戦も強くいけてなかったところがあった。戦術どうこうではない部分、気持ちのところが足りていなかった。そうした剛さん(大岩剛監督)やジーコさんが言ってくれていたことができていなかったので、(小笠原)満男さんを中心に選手同士でも話し合った。

 経験ある選手たちが試合に出られない状況のなか、それでもチームのことを考えて言ってくれるというのは、自分にとってもプラスになりますし、改めてチームのことを考えている選手がたくさんいることもわかった。自分も含めてもう一度、思い直すことで、今日の試合では気持ちのこもったプレーができたと思います」

 第1戦の出場はなかったが、第2戦では90分間プレーした内田篤人も言う。

「第1戦はどちらかというと、後ろの守備陣がふわっとしていたところがあった。だから、(第2戦の)今日は多少、相手にボールを回されたとしても、まずはしっかり後ろを締めること。鹿島の中2枚(センターバック)というのはどっしりと構えているもの。そういう雰囲気がないと。それをワンちゃん(犬飼智也)やマチ(町田浩樹)が出せるように助けたいというか。そう思っていた」

 左サイドバックながら、出場した第2戦で殊勲の2得点を挙げた山本脩斗も続く。