中学時代、150万円稼いだ元ヴィッセル田中英雄はJFLでも笑顔で
ベテランJリーガーの決断
~彼らはなぜ「現役」にこだわるのか
第3回:田中英雄(テゲバジャーロ宮崎)/後編
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目標達成に向けて日々全力を尽くしている田中英雄。右はチームメイトの樽谷誠司 13年間在籍したヴィッセル神戸を離れ、田中英雄が新天地に選んだのはJFLに所属するテゲバジャーロ宮崎だった。
当然ながら、J1リーグに所属するヴィッセルとは環境も含めて、何もかもが違う。それでも彼は、自分が下した決断を、自らの力で"正解"にするために、視線の先に見据える2つの目標に向かって、これまでと変わらず、日々100%でサッカーと向き合い続けている。
プロになったときから、サインを求められると必ず書き添える『全ての人に感謝』という想いをその胸に携えて――。
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田中英雄が、テゲバジャーロ宮崎に活躍の場を求めてから約2カ月。新天地で戦う彼には、新たに芽生えた2つの目標がある。
ひとつ目は、自らの決断を"正解"へと近づけるための、テバゲジャーロ宮崎のJ3リーグ昇格だ。
もちろん、チームに所属するほとんどの選手が仕事をしながらサッカーをしている環境を考えれば、難しいチャレンジだという自覚はある。
また、彼が楽しみにしていた"新たなサッカー観"の部分では、石崎信弘監督に出会い、氏の人間性にも惹(ひ)かれながら大いに楽しめているものの、これまでのサッカー人生ではなかった、いろんな"戦い"と直面しているのも事実だ。
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