最下位にあえぐグランパス。
「改革の痛み」にどこまで耐えられるか (4ページ目)
真の強豪クラブとなるためには、一貫した方針のもと、腰をすえた強化が必要なのは間違いない。目先の結果ばかりにこだわり、志向するサッカーがコロコロと変わっていては強くなれない。名古屋は現在、自らのスタイルを確立するため、進むべき道を着実に歩んでいるように見える。
ただし、今立つ道を迷わず進むと決めたのなら、それなりの痛みが伴うことは、もはや覚悟しなければなるまい。第11節を終了して勝ち点7の最下位は、過去の歴史に照らせば、J1残留が極めて厳しい立場に立たされていることを意味する。どうしてもJ2再降格を避けたいのなら、手を打つべきだろう。事態は一刻を争う。
はたして名古屋の決断や、いかに。
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