2018.01.10

大迫、平山、浅野…歴代得点王とは違う
高校サッカーの「小さな怪物」

  • 原山裕平●取材・文 text by Harayama Yuhei
  • 高橋学●撮影 photo by Takahashi Manabu

 全国高校サッカー選手権の歴史を紐解けば、常に”怪物”と呼ばれる存在がそこにはいた。

 その多くは、得点を量産するストライカーを指している。今大会の応援リーダーを務めたFW大迫勇也(ケルン)は、その筆頭だろう。

準決勝で今大会7ゴール目を決めて得点王に輝いた飯島陸 第87回大会(2008年度)に出場した大迫は圧倒的なフィジカルとシュートセンスを遺憾なく発揮し、ゴールを連発。1大会における最多得点記録となる10ゴールをマークして鹿児島城西の準優勝に貢献している。

 その体格や技術は群を抜いており、高校生のなかにひとりだけ大人が混じっていたようなもの。得点能力だけでなく「後ろ向きのボールめっちゃトラップする」、まさに「ハンパない」選手として全国のサッカーファンに強烈なインパクトを残した。

 この大迫だけでなく、通算17ゴールの大会記録を持つ国見のFW平山相太(ベガルタ仙台)、強烈なシュートを連発して優勝に貢献した同じ国見のFW大久保嘉人(川崎フロンターレ)、鮮烈なスピードで対戦相手を手玉に取った四日市中央工のFW浅野拓磨(シュツットガルト)らも、”怪物”の枠に組み込まれるだろう。彼らは前評判どおりの活躍を示して得点王に輝いている。