【恩田社長の600日】クラブ一丸で、目指すは超満員の15,000人
FC岐阜・恩田社長の600日 ~Jリーグ地域クラブへの伝言~
第5回 FC岐阜流集客術 歴代動員数へのチャレンジ
FC岐阜のホームスタジアム、長良川競技場
前回の記事にも書きましたが、サッカークラブにおける、最も重要な経営指標は「観客動員数」だと私は思います。人の集まるところにビジネスチャンスありといったように、広告価値や試合のコンテンツとしての価値は、観客数抜きには語れません。スポンサーとの関係や、自治体へのクラブの発言力など、クラブが成長するため、そして、ステークホルダーの方々に認めてもらうためには、お客様を増やすことが必要不可欠です。また、お客様=サポーターの数は、クラブが永続的に存続するためのかけがえのない財産となります。
ラモス監督体制の船出である2014年シーズン開幕戦、晴天に恵まれたにもかかわらず、クラブの観客動員数の最多記録を更新することができませんでした。当時の記録は11,719人。これは2013年シーズン、7月3日、当時J2に在籍していたガンバ大阪戦での記録です。平日のナイター、天気はどしゃ降り、結果は2対8の敗北でした。
この試合をレコードにしていてはいけないと、私は強く思いました。FC岐阜が生まれ変わったことを岐阜県中に示すためにも、何としても2014年シーズンの間に動員記録を塗り替える必要があると思っていました。
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