2016.06.24

またも失速。浦和レッズの選手に
その理由を直接聞いてみた

  • 原山裕平●取材・文 text by Harayama Yuhei  山添敏央●撮影 photo by Yamazoe Toshio

V候補はなぜ沈んだのか(1) ~浦和レッズ編~

 スコアは3-2だが、内容的には浦和レッズの完勝と言える試合だった。

 ACLの影響で延期となっていたJ1リーグ1stステージ第13節の浦和対FC東京戦。試合の焦点は、3連敗中の浦和のパフォーマンスだった。復調のきっかけを掴むのか、それともこのまま転落の道を辿ってしまうのか。前半を終えた時点では、後者の可能性が高かった。

またも終盤に失速して1stステージ優勝を逃した浦和レッズ 浦和は序盤からボールを支配しながら、人数をかけてブロックを形成するFC東京の最終ラインを、なかなか崩せないでいた。

 ボールは持てるが、出しどころに困り、ミスからピンチを招くというポゼッション型チームにありがちな「負の展開」に陥ると、13分にMF阿部勇樹のミスから先制点を献上。さらに31分、またしても阿部のミスをきっかけにサイドを崩され、いったんは防いだボールが相手の目の前にこぼれてしまうという不運も重なり、あっさりと2点目を奪われた。焦りがミスを呼び、運からも見放されてしまう。まさに、典型的な負けパターンに陥っていた。

 それでも、「ここ数試合に比べれば、内容は悪くなかった」とMF柏木陽介が振り返ったように、浦和の選手たちには「逆転できる」という手ごたえがあった。ペトロヴィッチ監督もハーフタイムに、「いい戦いができている」と選手たちに伝えたという。そして、「1点獲れば、流れは変わる」とも......。