広島、G大阪、浦和、FC東京。二兎を追えるACL出場クラブはどこ?
ACLグループリーグ第3節、浦和は敵地で広州恒大と1-1で引き分けた 3月16日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグ前半戦(第1~3節)が終了した。
新シーズンが始まったばかりで、まだコンディションも十分ではないこの時期、JリーグとACLの連戦が続くのはやはり厳しい。日本勢4クラブは以下の通りの成績で、スタートダッシュに成功したとは言い難い。
■サンフレッチェ広島 J1・16位(1敗2分け)、ACL3位(1勝2敗)
■ガンバ大阪 J1・4位タイ(2勝1敗)、ACL3位(1敗2分け)
■浦和レッズ J1・2位(2勝1敗)、ACL3位(1勝1敗1分け)
■FC東京 J1・4位タイ(2勝1敗)、ACL3位(1勝1敗1分け)
とはいえ、JリーグとACLを両立させることの難しさは、今に始まったことではない。昨季ACLでは、浦和がいきなり3連敗したのを筆頭に、日本勢が軒並み大苦戦したことを考えれば、今季はまだましなのかもしれない。
そこで、今季ACLに参戦しているJリーグの4クラブが、どのように"二兎を追っている"のか、それぞれの選手起用から、各クラブの戦略を探ってみたい。
3月17日時点で各クラブがJ1とACLの各3試合を戦い終えているが、まずはその6試合で、何人の選手が先発起用されたかをまとめてみた。
■広島 21人
■ガンバ 18人
■浦和 20人
■FC東京 18人
この数字だけを見ても、広島が一番多くの選手を使い、できるだけ選手にかかる負担を分散させようという意図がうかがえる。
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