2014.02.09

柿谷・山口ハツラツ。セレッソ大阪のキャンプは絶好調

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki

 2月1日に全球団一斉キャンプインとなったプロ野球に比べると、Jリーグのキャンプは派手さに欠ける。1月中からクラブごとに各々の日程で始まってしまうこともあって、その注目度はまだ低い。

 だが、新たなシーズンを前にしたチームづくりという意味では、その重要性に違いはない。今季のJ1制覇を目論む各クラブは、着々とキャンプの日程を消化している。

 2月7日にFC琉球との練習試合を行なったセレッソ大阪もそのひとつだ。

今季もセレッソ大阪の顔として活躍に期待がかかる柿谷曜一朗 現在、沖縄でキャンプ中のセレッソは2月8日で一次キャンプを打ち上げ。2月13日から宮崎での二次キャンプに入るが、この練習試合は、一次キャンプの締め括りとも言うべきものだった。

 結果は3-1でセレッソの勝利。今季から指揮を執るランコ・ポポビッチ監督曰く、「これまでは体づくりがメインなので、ボールを使った練習はあまりやっていない」。一次キャンプは選手それぞれが長いシーズンを戦える体をつくることが最大の目的とあって、全体的に選手の動きは重かったが、それでもJ3のクラブを相手に格の違いを見せつけた形となった。指揮官は時折笑みを浮かべて語る。

「キャンプ終盤で疲労が溜まっているが、しっかりと組織されていて、ゲームを支配できた。今日の出来には満足している」

 キャプテンを務めた山口螢も、確実な手応えを口にする。

「前(の練習試合)にやったときはうまくいかないことがいくつかあったが、今日は修正できた。チームとして攻守に連動できた」

 なかでも山口が成果として口にしたのは、「ボールを取られてからの(攻撃から)守備への切り替え」。相手陣内に攻め込みながらボールを失ったとしても、高い位置からすぐにボールを奪い返しにいく積極的な姿勢が随所に見られた。山口が続ける。