2013.11.15

日本代表が進むべき道はポゼッションか?カウンターか?

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 U-17W杯UAE大会で、吉武博文監督が率いる日本代表が圧倒的なポゼッションを武器に、グループリーグ1位突破を果たすなど、好勝負をした(ベスト16で敗退)。その事実と、世界のトップチームのスタイルをふまえて、日本代表がW杯で勝つ確率を上げていくためにどうすればいいのか、どういうスタイルが日本らしいサッカーとしてあり得るのか考えてみたい。
※U-17W杯UAE大会 日本代表のリザルト
 グループリーグ3勝0敗 ロシア戦 1-0 ベネズエラ戦 3-1 チュニジア戦 2-1
 ラウンド16  スウェーデン戦 1-2

U-17W杯UAE大会で善戦した日本代表。惜しくもベスト16で敗退した 日本サッカーが目指す方向性を考えるとき、もちろん世界の最先端のトレンドは配慮しつつも、それを追いかけるだけではなく、日本人の特性に合ったサッカーを志向することがもっとも重要になる。

 もちろん、ゴール前の守りを固め、ボールを奪ったらロングボールを放りこみ、選手同士が体をぶつけ合ってファイトするサッカーもひとつのスタイルで、その戦い方にも素晴らしさがある。守備に比重をおいてDFラインを下げ、カウンターからゴールを奪うスタイルもひとつの方法ではある。ただ、高さと強さで劣る日本人の適性はそこではないだろう。

 吉武監督がU-17で実践しているサッカーの良さは、「日本人に合ったサッカー」をしている点にある。日本人が世界大会で戦っていく上で、強豪国に勝つために何が一番いいのかを考えぬいた結果、ポゼッションを高めるスタイルを続ける決断をしたのだと思う。

 事実、年齢制限がある大会とはいえU-17W杯では、連続してグループリーグを突破して、世界の上位国といい勝負ができている。連係の精度、技術、状況判断の質を上げて、ゲーム運びのうまさを身につけていくためにも、この戦い方を続けることが理想的だろう。