Jリーグ20周年。かつての盟主・東京VはJ2から昇格できるのか?

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • photo by Matsuoka Kenzaburo

 5月11日のJ1第11節の浦和レッズ対鹿島アントラーズは、「Jリーグ20thアニバーサリーマッチ」として行なわれた。Jリーグ20年の歴史のなかで、最多入場者数(1031万2164人)を誇る浦和と最多優勝回数(7回)を誇る鹿島の対戦は、なるほど20周年の記念試合にふさわしい。

20周年試合として開催された浦和対鹿島。試合は3-1で浦和が勝利 photo by Getty Images20周年試合として開催された浦和対鹿島。試合は3-1で浦和が勝利 photo by Getty Images Jリーグは1993年5月15日、東京・国立競技場で産声をあげた。

 晴れの開幕カードに選ばれたのは、ヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)対横浜マリノス(現横浜F・マリノス)。日本リーグ時代の読売クラブ対日産自動車からの流れをくむ顔合わせは、当時のサッカー界におけるゴールデンカードであり、歴史的一戦にふさわしいカードはこれ以外に考えられなかった。

 なかでもヴェルディは(クラブも、そして所属する選手たちも)当時、まさに時代の寵児だった。"カズ三浦"知良、ラモス瑠偉、北沢豪ら、多くのスター選手を擁し、Jリーグ誕生から2年連続で年間優勝を果たしている。

 しかし、時代の流れとは残酷なものだ。

 浦和や鹿島がJリーグでの地位を確立していく一方で、ヴェルディは20年後の現在、すっかり2部リーグ(J2)に定着してしまった。

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