2012.05.14

【Jリーグ】ガンバ低迷の原因は、キャンプでのフィジカルトレーニング不足

  • 佐藤 俊●文 text by Sato Shun
  • 早草紀子●撮影 photo by Hayakusa Noriko

ゴールデンウィーク3連戦はノーゴールに終わり、上昇気配が見えてこないガンバ。 点が取れない、失点を防げない、勝てない。負の連鎖に、ガンバ大阪が喘(あえ)いでいる。

 セホーン監督が解任されて松波正信監督に代わった直後は、Jリーグで連勝するなど、回復の兆しを見せていた。ところが、第8節の鹿島アントラーズ戦で0-5と大敗を喫すると、続くAFCチャンピオンズリーグ(ACL)では浦項スティーラーズに0-2、第10節の大宮アルディージャ戦は0-1と、ゴールデンウィーク3連戦は無得点で3連敗。さらに第11節のベガルタ仙台戦も、先制しながら追い付かれて1-1のドローと、ここ4試合で1点しか取れず、順位も17位に低迷したまま。選手たちは、焦りと危機感を隠せないでいる。

 サッカー自体は、決して悪くはない。「ボールは前に運べるようになったし、回せるようになった」と今野泰幸が言うとおり、ガンバ本来のスタイルを取り戻しつつある。

 だが、それゆえに、ガンバが抱える悩みは深刻だ。

「確かに、ボールはキープできているけど、最後の崩しの部分で変化をつけることができていない。(パスを)ゆっくり回すところとゴールに向かうところで、うまく緩急をつけられないんで攻撃が滞っている。すべて(の問題点が)がいっぺんには良くならないんで、少しずつ修正していくしかないんだけど......」と、チームの要である遠藤保仁も、最後の詰めがうまくいかないモヤモヤした感じを拭(ぬぐ)えずに苦しんでいる。

 そして今野も、現状をどう打破すべきか、苦悩の表情を浮べた。
「今、ボールは回っているし、ポゼッションもできているけど、相手の裏をとれていないし、センターバックをサイドに引きずり出すこともできていない。そこを動かすためにどうするのか、もっと工夫しないと......」