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サッカー日本代表が上出来の2位通過でグループリーグ突破も、因縁の相手ブラジル戦を前にして露呈した誤算 (2ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Masaki Asada

 加えて、第1戦から第2戦では先発メンバー4人を入れ替え、第2戦から第3戦では同様に3人を入れ替え、それぞれ試合に臨んでいる。

 フィールドプレーヤーでまだ出場機会がないのは、大会に入って体調を崩した町野修斗だけ。特定の主力選手だけに負担をかけるのではなく、出場時間を分散させながらこの結果を手にしたことも頼もしい。

 しかしその一方で、これだけ先を見据えた準備をしてきたにも関わらず、それでもなお、スウェーデン戦では選手の動きが重く、疲労の色がうかがえた。引き分けでも2位通過を確保できるという状況にありながら、後半80分を前にすべての交代カードを使い切ってしまうあたりに、余裕のなさが表われてはいなかっただろうか。

 大会前のキャンプも含め、決勝トーナメントで勝負を挑む準備がうまく進んでいる、つまりは、大きくコンディションを落とすことなく今後を戦っていけるのではないかと期待していたのだが、残念ながら、そこには見立て違いがあったと言うしかない。

 しかも、次の試合は日本が中3日で臨むのに対し、対戦相手のブラジルは中4日。相手に1日のアドバンテージがある。

 ただでさえ超のつく難敵であるのに、日程面での不利まであっては、かなり厳しい戦いになることは避けられない。

 とはいえ、どんな結果になるとしても、次のブラジル戦は日本サッカー史において重要なマイルストーンとなるはずである。

 日本にとってブラジルは、いわばサッカーの師。これまでに数多くのブラジル人選手が、Jリーグ誕生以前から日本でプレーしてきた。単なる強豪国のひとつとは、わけが違う。

 過去には3人の帰化選手(呂比須ワグナー、三都主アレサンドロ、田中マルクス闘莉王)が、日本代表としてワールドカップでプレーしたが、そのすべてがブラジル出身選手である。

 日本サッカーはブラジルに多大な影響を受け、ブラジルによって育てられた。そう言っても決して大げさではない。

 あいにく、このところのブラジルはワールドカップの優勝候補ではあっても、筆頭候補ではなくなった。今大会のチームにしても、むしろ低評価を受けている。実際、通算5度目の優勝を手にしたのは、もう24年も前の話だ。

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