検索

U-20日本代表キャプテン・市原吏音は10代と思えない完成度 「海外へ行くのなら、RB大宮から行きたい」 (3ページ目)

  • 戸塚 啓●取材・文 text by Totsuka Kei

【背番号4からの変更も考えた】

 パリ五輪世代や同世代の選手が、ヨーロッパのクラブへ続々と移籍している。市原自身もオフのたびに、自らの去就について熟考してきた。

 トップチームデビューを飾った2023年オフには、チームがJ3へ降格したことでJ1やJ2のクラブから強い関心を寄せられた。昨オフもJ3優勝でのJ2復帰を力強く後押しし、J3リーグのベストイレブンに選出されたことで、複数の選択肢が目の前に並んだ。

「海外へ行くのなら、RB大宮から行きたい。今年に関しては、ここでやるのがベストかなって。J1へ昇格させて海外へ行くとなったら、チームの役に立つことができたと思えるので」

 J1昇格へ導くとの決意を、背中の数字に乗せたいと考えた。2025年シーズンを迎えるにあたって、背番号を「4」から変更できないかとも考えた。

「たとえば、リバプールのトレント・アレクサンダー=アーノルドっていったら『66』じゃないですか。僕も自分の番号を作りたいなと思って。誕生日が7月7日なので『77』を考えたんですけど、U-20日本代表で一緒のツグ(石井久継/湘南ベルマーレ)が同じ誕生日で『77』を着けているので、一緒にするのもなあ、と。

 そんな時に、ベリンガムの『22』は4番にも8番にも10番にもなれるから、3つの数字を足して22になっているという記事を読んで。それで、僕も考えたんです。最終ラインの番号って言ったら2、3、4、5で、GKの1も足して『15』で、全部のポジションをカバーする、全部自分が守りますっていう気持ちを表わす、というのはどうかなあって思ったんです」

 このアイデアは実現に至らなかったものの、昨シーズンと同じ4番を着けることに迷いはなかった。「去年から着けているこの番号を、自分のモノにする」とのモチベーションを燃やしている。

3 / 4

キーワード

このページのトップに戻る