U-20日本代表キャプテン・市原吏音は10代と思えない完成度 「海外へ行くのなら、RB大宮から行きたい」 (2ページ目)
【動画ではなく本を手に取る理由】
本人は少し困ったように、「いやあ......」と漏らす。
「自分の記事とかをあまり見ないので、注目されているのかどうかもわからないんですよね。両親はそういうのが好きなので、僕より見ていると思いますけど。僕の感覚としては、インスタのフォロワー数がちょっと増えたかな、というぐらいで。元日本代表とかすごい人に評価されるのは、もちろんうれしいです。でも、僕自身は何も変わらないというか」
誕生日は7月だから、まだ19歳である。Jリーグで堂々としたプレーを見せていても、ピッチを離れれば同世代に違和感なく溶け込む。
「オフは友だちと遊んだり、大宮で服を見たり。ひとりでも出かけますし、声をかけられたりしても気にならないです。あとは、お金の勉強を始めました。ずっとサッカーをやってきて、アルバイトもしたことがなくてプロになって、自分でお金を稼ぐ立場になったので。
無駄遣いをするタイプじゃないし、20歳になるまでは両親に管理してもらっているんですけれど、今のうちから個人事業主の節税対策とか、どうやってお金を貯めるとか、投資をするとか、新NISAって何なんだろうとか、勉強しておいてもいいんだろうなって」
勉強のツールは、動画ではなく本なのだという。デジタルネイティブな世代が、本を手に取るのには理由がある。
「動画って早送りしたりするじゃないですか。勉強をするんだから、それはダメだなと。本は1ページずつきちんと読まないと話が飛んじゃう。勉強をするのなら、そっちのほうがいいだろうと思って」
違う種類の投資は、以前から始めている。チームの練習とは別にトレーナーと向き合い、自分に足りないものを補強するトレーニングをしたり、身体のケアをしたりしている。
「スプリントのトレーニングはやっています。海外の選手って、足が速いじゃないですか。そこは自分に足りないところで、やっているんですけど、なかなか成果が出ないですね(苦笑)。U-20日本代表の活動があったりとかで、最近はできてないんですよね。やらなきゃいけないのに、なかなか......」
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