U-21日本代表、メダル獲得への本気度。A代表漏れの藤田譲瑠チマは何を思う (3ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • 佐藤博之●撮影 photo by Sato Hiroyuki

「この(U-21代表に選ばれた)状況に置かれたんだったら、このなかで100%やるし、もし(A代表に)選んでもらえるんだったら、そっちで100%やる。今は(どこにいても)自分のできることを100%やるべきなのかなと思います」

 敵地に乗り込んでのイタリア戦。藤田は「(劣勢だった)前半は(イタリアの選手が)うまいなと思うシーンが多かった」と言いつつ、「そこは自分たちのメンタルのところで変えられる部分が少なくない」とも語る。劣勢の前半、攻勢の後半を問わず、まったく臆することなくチームメイトに指示を送り、自らもボールに食らいついていく姿は、実に彼らしいものだった。

 未来を嘱望される新鋭ボランチは今、同世代の仲間とともにU-21代表で順調な成長を遂げている。

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