2021.08.03

U-24日本代表、スペイン戦のキーマン。史上初の決勝進出へカギを握る選手は?

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • photo by JMPA

 2012年ロンドン五輪以来となるベスト4進出を決めた日本だが、正直なところ、そこに驚きはない。3月に組み合わせ抽選が行なわれた際にも、当コラムで日本は組み合わせに恵まれたと記したが、ここまではほぼ予想どおりの結果となった。

 しかしながら、目標の金メダル獲得へ、本当の勝負はここからだ。

 今大会ベスト4の顔ぶれは、日本の他、前回リオデジャネイロ五輪金メダルのブラジル、前々回ロンドン五輪金メダルのメキシコ、そして、群を抜く豪華メンバーをそろえたスペインと、優勝候補が順当に勝ち上がってきた。このうち、ふたつを倒さなければ金メダル獲得はないのだから、なかなか厳しい。

 単純に実力を比較すれば、日本は分が悪いが、ホームアドバンテージを生かしたコンディションで上回り、実力差を埋めたいところだ。

 ここまでの4試合を振り返ると、日本は選手をうまくローテーションさせることができている。

 GK谷晃生を除き、フィールドプレーヤーで全4試合にフル出場しているのは、キャプテンのDF吉田麻也のみ。4試合すべてに先発出場しているのも、他にMFの遠藤航、田中碧、久保建英、堂安律の4人がいるだけだ。DF冨安健洋のケガや、DF酒井宏樹の出場停止というアクシデントも手伝って、フィールドプレーヤーでは計15人が最低1試合は先発出場している。

 久保と遠藤は4試合先発で3試合フル出場。田中は4試合先発で2試合フル出場と、吉田に次ぐ負荷がかかっているが、軸となるメンバーをある程度固定するのは、戦略上やむを得ないところだろう。

 グループリーグ第1、2戦に関しては、先発メンバーが1人しか入れ替えられず、交代枠も使い切らずじまい。これで過密日程を乗り切れるのか、と不安を感じるところもあったが、その後はうまく選手を回している印象だ。