女子サッカー、活躍中の麗しき「神7」。来季、WEリーグでも注目大!

  • 早草紀子●文・写真 text&photo by Hayakusa Noriko

2020シーズンのなでしこリーグは6年ぶりの浦和レッズレディース優勝で幕を閉じた。ここでは全18節の戦いで光った麗しきプレーヤー7名を厳選。来秋に開幕するプロリーグのWEリーグでも、より一層の活躍が期待される面々だ。

■塩越柚歩(しおこし・ゆずほ)
所属:浦和レッドダイヤモンズレディース/MF/166cm
1997年11月1日生まれ。埼玉県出身。

 166㎝という恵まれた身長で、ボールを捌くこともできれば、自らゴールへ向かうこともできる。今シーズン序盤からスタメンに定着し、随所でチームを救う得点を奪った。スタートポジションにこだわらず、空気を読みながら広域を動き回る塩越は、あらゆる場面で顔を出してボールに絡んでいく。

 厳しい攻防のなかでも柔らかなプレーで、ボールロストも少なく絶妙な塩梅で好機につなげていた。トップから2列目全般をこなすことができるユーティリティ性は高く評価され、なでしこジャパンにも初招集された。彼女の成長は浦和が優勝を手にする上で、なくてはならないものだった。

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