ボリビア戦にヴェルディユース出身は4人。初代表組の感慨と危機感 (3ページ目)
またこの日の畠中には、特別な拠りどころもあったという。彼を含め、安西幸輝(鹿島アントラーズ)、小林祐希(ヘーレンフェーン)、中島の4人が東京ヴェルディの下部組織出身で(ロシアW杯に出場したメンバーにはひとりもいなかった)、「すごくやりやすかった」と振り返る。
「みんなそれぞれに成長しているので、プレーはもちろん変わっていますけど、特徴はわかっていました」と畠中が言えば、最終ラインの左隣に入った安西も「通じ合うところはあった。シン(畠中)とは小5の頃から一緒にやっていたので、距離感はよかったし、ポゼッションもうまくできた。小さな頃からやってきた仲間と日の丸を背負ってプレーするのは、感慨深いです」と言う。23歳のレフトバックもまた、先週のコロンビア戦の途中出場に続き、今回が初先発だった。
畠中の所属する横浜FMからは、森保体制になってから天野純も代表デビューを飾っている。また、今季から浦和に移籍した山中亮輔も横浜FM所属時に代表初出場を果たしたが、ともに定着したとは言えない。
「自分もここに継続的に呼ばれたいと思う。守備の強度を高め、パスの選択肢を増やせるように、リーグ戦で自分のプレーを磨いていきたい」と畠中は決意を見せた。
安西もまた「危機感、焦りもある。長友(佑都/ガラタサライ)さんを超えていかないと。世代交代は前線だけではダメだと思うので、超えられるように頑張ります」と語った。それは中盤で守備的に振る舞った橋本を含め、後方のニューカマーたちに共通する思いだろう。
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