2018.06.18

前回コロンビア戦、「支配率で勝る日本」が
惨敗した原因は改善したか

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki photo by Reuters/AFLO

 コロンビアは4年前、日本がブラジルW杯グループリーグの3戦目に対戦した相手だ。1998年フランス大会から前回大会まで5大会連続で本大会に駒を進めている日本だが、その間、2度対戦しているのはクロアチア(1998年と2006年)のみ。今回で2度目となるコロンビアは、それ以来の再戦国となる。

 日本にとっては前回の最終戦と今回の初戦。4年を挟んだ”連戦”だ。W杯の90年近い歴史上でも、これは珍事と言っていいだろう。

 コロンビアの監督は4年前と同様、ホセ・ペケルマン。戦い方に大きな変化はないだろう。前回と同じパターンで敗れれば、日本は学習能力の低い愚かな国ということになる。コロンビア戦の敗戦はこの4年間、日本のモチベーションとして機能してきたのか。日本はキチンと悔しがり続けることができたのか。

 まずは前回、4年前の戦いを振り返ってみたい。

ブラジルW杯コロンビア戦でハメス・ロドリゲスにボールを奪われる長谷部誠 前半、試合を押していたのは日本だった。前半17分、コロンビアにPKを許し、先制点を奪われるも、前半終了間際、岡崎慎司のゴールで同点とする。しかし、後半に入るや立て続けに失点。終わってみればスコアは1-4だった。

 1-4といえば、2006年ドイツW杯でブラジルに敗れたスコアと同じだ。日本が過去5大会で戦った17試合中、3点差負けは一番の大敗になる。だが、どちらが見るに耐えない惨憺たる内容だったかと言えば、ブラジル戦ではなくコロンビア戦だ。試合がもう5分あれば、1点どころか2点奪われていたとしてもおかしくない、まさに屈辱的大敗だった。試合の終え方として、それは最悪だった。