2017.11.17

加茂更迭から歓喜の瞬間まで。
山口素弘が語るW杯予選「特殊な2カ月」

  • 渡辺達也●取材・文 text by Watanabe Tatsuya
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

――そうして、アウェーの韓国戦(2-0)、ホームのカザフスタン戦(5-1)と連勝を飾って、第3代表決定戦に駒を進めることができました。

「韓国戦のときは、試合に臨む前のトレーニングのときから、チームがいい状態にあった。UAE戦で得た手応えどおり、ボランチでの動きの感触もよかったし、ボールも動くようになって自分たち"らしさ"を出せるようになっていましたから。それで、『いけるだろう』と思っていました。

 カザフスタン戦は、もう"日本の形"というものができていたし、(韓国戦で)結果も出ていたので、自信を持ってやれましたね。(出場停止の三浦知良と呂比須に代わって)経験豊富な高木(琢也)さんやムードメーカーのゴンちゃん(中山雅史)が入ってきてくれたのも大きかった」

――迎えたイランとの第3代表決定戦。どんな気持ちで臨みましたか。

「いい緊張感を持って臨めました。(試合では)イランは2トップのダエイ、アジジに加えて、右サイドのマハダビキアを前に出して3トップ気味にして、左サイドバックの相馬(直樹)の攻め上がりを抑えようとしてきた。でも、(イランは)最終ラインと中盤の間が空く印象があったので、そこをうまく突ければ、と思っていました」

――試合は日本が先制しましたけど、後半に入ってイランに逆転されました。そのあと、日本は2トップのふたり、三浦選手と中山選手を一気に代えました。